キャラクター性格診断の結果が変わる原因について

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「キャラクター性格診断スレまとめwiki」などを見ていて、疑問に思う方がいらっしゃると思います。

「どうしていつも判定結果でモメているんだろう?」「なぜ違う結果だと思う人がいるんだろう?」と。

今回はその原因について解説させていただきます。

※ここでは「創作上のキャラクター」を対象として話を進めさせていただきます。

このサイトで取り上げている「16 Personalities」は「MBTI®」ではございません。
「16 Personalities」公式サイト内にて「MBTI®」とは別物と声明発表が出ております。公式に迷惑がかかりますので、このサイトに記載されている内容を「MBTI®」のものとして読まないでください。
※詳細は以下の記事をご参照ください。

前提・タイプを絞る必要はない

VTuberや三次元アイドルなど「実在する人物が演じているもの」だと変わってきますが、「創作上」のキャラクターであれば「タイプ」を絞る必要はありません。

キャラクターは「人間」ではありません。ですので、作る人によってキャラが変わってしまうことがあるためです。

「キャラクター性格診断においては必ずひとつのタイプに絞る必要はない」この前提をよく覚えておいてください。そのうえで、タイプ判定結果が変わってしまう原因を説明させていただきます。

ライター違い

複数人がシナリオ制作を担当するソーシャルゲームでよくあるパターンです。シナリオライターが違う場合にキャラとタイプがブレます。

イラストだとわかりやすいと思います。イラストレーターにはそれぞれ画風があって、同じキャラでも違う人が描いたら絵柄が違っていたりしますよね。文章にもそんな感じのブレがあります。

ライターが公開されている場合は「ライターが誰か」を必ず確認してください。シナリオが売りっぽいゲームではこのシナリオはこのライターです、といった形で誰が担当したかが公開されているケースがあります。

「このライターならこのタイプだけど、このライターならこのタイプ」みたいなことになっていることも結構あります。特に原作者が関わっていない関連作品をもとに語る場合は要注意です。

ローカライズ

そもそもローカライズって何?という人がいそうなので簡単に説明すると、海外で制作された映画を日本語に翻訳することです。

訳を担当した人が違うので、「字幕版」と「吹替版」の日本語は微妙にニュアンスが違うんです。「字幕版」と「吹替版」で同じ映画を見たことがある人は身に覚えがあると思います。もし知らなければ「字幕」をオンにして吹替で円盤を見てみてください。

このパターンはアナ雪の「Let it Go」の日本語訳などが有名です。英語版は結構後ろ向きにポジティブな歌なのに、前向きな歌詞になっているというアレです。

キャラクター性格診断界隈の超大手サイト「Personality Database」は英語サイトのため、英語にローカライズされたものを見て判定している人がほとんどです。日本語サイトとは異なる結果になっている場合はローカライズが原因のことがほとんどです。

キャラクターボイス

原作つきのアニメなどで起きやすいパターン。キャラクターのCVがついている場合の話。

キャラクターに声がつくことで、「音響監督」や「声優」のイメージや解釈がキャラクターに加わります。

「このキャラはこういうこと考えているからこう演じて」と指示している人が「原作者」と異なる考えを持っていた場合、原作者が思っているイメージと異なるキャラクターが誕生してしまい、タイプぶれの原因になることがあります。

受け取り手の知識・解釈

おそらく一番モメているであろう原因がコレ。

判定結果は受け取り手の知識と解釈によって大きく変わります。

わかりやすい例がエニアグラムのタイプ6。一般的なタイプ6は「忠実な人」と呼ばれています。しかし、そんなタイプ6の中に「恐怖対抗型」とも呼ばれる「セクシャル優位のタイプ6」がいます。このタイプ6は一般的なタイプ6の「忠実な人」のイメージとは結構かけ離れていて、自分が所属している権力に抗ったりします。この場合、「本能サブタイプ」の分類を知らなければ「タイプ8」などと判定してしまうことがあるのです。

また、その人がそのキャラのどの部分を重視するかで変わってくることがあります。特にライター違いと同時に起きていることが多いです。

おわりに

一葉になは「キャラクター性格診断」を一種の「二次創作」だと思っています。この理由は「キャラクター描写」に「受け取りての解釈」がプラスされるためです。

もし違う判定結果を出している人がいるのであれば、「解釈違い」として「そういった考えもある」程度に受け取っておくのがいいと思います。

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