キャラクター性格診断基本用語集【エニアグラム編】

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キャラクター性格診断においてよく使用されている単語の解説。

今回は9タイプことエニアグラムに関係する単語を紹介いたします。

派閥

「エニアグラム」と言っても、学者によって意見が割れている部分が存在する。

いわゆる学派のようなもの。それぞれ以下の名称で呼ばれることが多い。どの派閥の資料を参考にしているかで全く異なる解釈をしていることもあるため、参考がどの派閥であるかを確認するのは重要である。

リソ

「ドン・リチャード・リソ&ラス・ハドソン」派閥のこと。現在最もメジャーである。

ネットのエニアグラム話題はほぼリソ派だと思っていい。

このサイトで取り扱っているエニアグラムはこの派閥のものである。

ナランホ

かなり独特の解釈をしていることで有名?な派閥。特に本能サブタイプについては「ナランホ」と「リソ」の二種類の呼び名が存在しているが、ナランホの方もよく使われている気がする。

ただし、このサイトで取り扱っている本能サブタイプは「リソ」である。

究極のエニアグラム(究エニ)

この派閥のみ人名ではなく書籍名で呼ばれている。日本人の竜頭万里子による派閥。

「究極のエニアグラム」という名前のサイトおよび書籍があり、そのサイトを中心に発展した。

かなり独自性の強い派閥である。

坪田塾(人間は9タイプ)

ビリギャルで有名な塾の塾長がエニアグラムの書籍を執筆しているが、わりと独自解釈をしており既存派閥のどれにも当てはまらないものとなっている。

タイプ名表記も独自のものを使用していたりするため、ほぼ新派閥である。

基本用語

16タイプ同様訳語の表記ゆれが激しいため、訳語ではなく数字やアルファベットで言った方が通じやすい。

エニアグラムは16タイプ以上に海外文献に当たる機会が多いため、最初からタイプを数字やアルファベットで呼ぶクセをつけることを強くおすすめしたい。

タイプ

9タイプのうちの1つに分類したもの。メインタイプと表記することもある。

タイプ1であれば「T1」といった感じで表記することが多い。

ウィング

メインタイプとは別に隣のタイプの要素を持っているとされている。その隣のタイプのことを「ウィング」と呼ぶ。

例えばタイプ1の場合、隣にあるのはタイプ9とタイプ2であり、それぞれをウィングに持ったタイプが存在する。ネットでは「9のウィングを持ったタイプ1」のことを「1w9」と表記する。「タイプ2」の方であれば「1w2」である。他のタイプも同様。

「1w9」の正式な読み方は「1ウィング9(いちうぃんぐきゅう)」だが、普通に「いちだぶりゅーきゅう」と棒読みしている人もいる。むしろ棒読みしている人の方が多い気がする?

それぞれのタイプに別名がついているが、一部のタイプでは翻訳者によって訳語が変わっていることがある。

例:現在「5w4」は「因習を打破する人」と訳されているが、かつては「偶像破壊者」と訳されていた。

三タイプごとに分ける分類

9タイプを3タイプごと3組ずつに分ける分類が存在する。

数がかなり多いため、初心者は混乱するかもしれない。

ここでは簡易的な解説にとどめるため、各項目について詳しく知りたければ各自で調べるなり書籍に当たるなりすること。

センター

感情、思考、本能の3つのセンター。

感情センターはタイプ2・3・4、思考センターはタイプ5・6・7、本能センターはタイプ1・8・9のこと。

最近感情センターだけ「フィーリングセンター」に訳語が変更された。ネット上では訳語が混同しているので注意。全体的に旧訳の感情センターのほうがよく使われている気がする。

ホーナイ分類

自己主張・追従・遊離のこと。

自己主張はタイプ3・7・8、追従はタイプ1・2・6、遊離はタイプ4・5・9のこと。

ハーモニクス

合理・楽観・反射のこと。

合理はタイプ1・3・5、楽観はタイプ2・7・9、反射はタイプ4・6・8のこと。

本能サブタイプ

メインタイプやウィングとは別の独立した要素である。

「自己保存(Sp)」「セクシャル(Sx)」「ソーシャル(So)」の3つが存在する。

1番目を「優位」、2番目を「サブ」、3番目を「盲点」と呼ぶ。

よく使われる表記法は1番目と2番目のタイプをスラッシュで表記し、盲点のタイプは記載しないもの。自己保存優位・セクシャルサブ・ソーシャル盲点の場合は「Sp/Sx」である。

成長のレベル(発達の諸段階)に関する用語

リソの本曰く「リソが発見した」らしい各タイプを縦に9分割する理論のこと。

翻訳者によって訳語が異なるため2パターン表記が存在する。どちらかというとネット上では旧訳表記のほうがよく使われている。

成長のレベル(発達の諸段階)

現在は「成長のレベル」と訳されているが、以前の書籍では「発達の諸段階」と訳されていた。まだ「発達の諸段階」の方がメジャーな気がする。

上から順番に「段階1、段階2、……、段階9」と表記する。現在は「レベル1、レベル2、……、レベル9」と訳されている。

心の健全さを表したものであるため、「健全度」と呼ばれることがある。このサイトでもたまにこの呼び方を使う。

健全・通常・不健全

発達の諸段階を3つに分けたもの。

段階1~3を「健全な状態」、段階4~6を「通常の状態」、段階7~段階9を「不健全な状態」と表現する。

統合

健全な段階の状態の時に別のタイプの特徴が現れること。

どのタイプがどのタイプに統合するかは決まっている。

分裂(退行)

「統合」の対義語。通常・不健全な段階の状態の時に別のタイプの特徴が現れること。

「退行」と呼ばれることもある。

統合と逆の方向に動く。

親への定位(子供時代のパターン)

リソの本に存在する各タイプの子供時代に関する解説・記述のこと。それぞれのタイプがどんな子供時代を過ごしたか・そのとき何を感じ何を学び取ったのかについて細かい解説がなされている。現在は子供時代のパターンと訳されているが、親への定位と言われることの方が多い気がする。

キャラクターのエニアグラムタイプの判定において、幼少期描写を見て判断することが多いのはこの理論が存在するためである。

トライタイプ理論関係

トライタイプとは、キャサリン・フォーブルによる理論である。ある意味でリソ派をベースにした新派閥で、リソ派のハドソン氏が言及したことがある。

アーキタイプ

それぞれのセンターからタイプを1つずつ選んだ組み合わせのこと。27タイプ存在する。

日本サイトでは「アーキタイプ」のことを「トライタイプ」と呼んでいることが多いが、誤用である。

アーキタイプは問答無用で数字が小さいタイプから順番に記載する。タイプ1・タイプ8・タイプ9と数字の小さいものと数字の大きいものが混在する本能センターの順番で混乱する。

トライタイプ

アーキタイプをさらに順番に並べ替えたもの。各アーキタイプごとに6パターン存在する。

メインタイプ-2番目のタイプ-3番目のタイプの順で表記する。メインタイプのみの場合は数字の羅列で表記されるが、ウィングまで判定する場合は各タイプの間をハイフンでつなぐことが多い。

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