最近このブログではよく「エニアグラムのネット診断でよくある誤診」を取り上げています。
キャラでも誤診はあるの?これはキャラ性格診断をはじめて疑問に思う人が多い点だと思われます。
今回はキャラ向けによく見間違えるタイプについて説明させていただきます。
結論
普通にある。
ただし、キャラクターの場合は考慮すべき点が他にもある。
キャラ特有の事情
キャラクター特有の事例として、ライターの技量やライターの性格タイプの影響が出てしまうことがあります。
そういったキャラぶれはキャラ云々以前の問題です。すでに過去記事でとりあげておりますので、そちらを参照で。
今回はキャラぶれしていないはずなのに他のタイプのキャラと見分けがつかないなぁみたいなキャラについてのお話です。
ここから本題
前置きはこのへんにして、タイプごとのあるあるに入っていきます。
だいたいはリアルの人間のネット診断での誤診関係と同じです。この記事では簡単な紹介にとどめますので、あるある見間違いの詳細内容はそのへんの記事を参照で。
タイプ1
やはりタイプ6との見間違いが多発しがちです。リアルの人間ではたまに見るタイプ4との分裂の見間違いはあまり見かけません。
タイプ6で変化球を狙おうとしてこのタイプに近づいているケースがときどきあります。
テンプレで描きやすいタイプであるため、テンプレに引きずられすぎた結果タイプ1っぽくなってしまっているケースもしばしば……。他にも「タイプ6でやろうとしたけど無理だったからタイプ1にしてみた」みたいな裏話を披露されているタイプ1キャラもちらほら見かけます。
タイプ2
リアルの人間と違った傾向として、タイプ2とタイプ3の間での見間違いが非常に多いです。
それもどういうわけか、2w3ソーシャルと3w4の間で見間違いが多発しています。3w2じゃないんかーい!となりますが、そうなんです。
2w3ソーシャルはたまに界隈の重要人物になって影響を与えたい!みたいな欲を出しているときがあって、その様子が3w4キャラととても似通っているのです。そのため、キャラ関係では2w3と3w4の見間違いが多発します。
リアルの人間と同様、タイプ9はやはり多いです。特にトライのアーキタイプ279のタイプ2はよくタイプ9キャラと混同されています。
タイプ3
キャラではタイプ8あたりとの見間違いが多いです。これは置かれやすいポジションの影響で、タイプ3もタイプ8も悪の組織の親玉などとしてふるまうことが多いためです。ポジションの影響でタイプ8っぽい振る舞いをするタイプ3がたまに出てくるためで、さらにアーキタイプで両方持っていて両方からの影響を受けているタイプもいます。
リアルの人間でもたまにあるタイプ9との見間違いですが、こちらはリアルの人間でもたまに見るけどキャラで見ることの方が多いかもしれません。
統合・分裂を取り上げられる機会が多いタイプ9キャラあるあるですが、統合したあとはどう見てもタイプ3にしか見えなくてタイプ9じゃなくね?みたいなことになってしまうケースがあります。逆もまた然りで、タイプ3が分裂してタイプ9みたいにふるまっているケースもたびたびあります。
タイプ4
リアルの人間ほど誤診は多くないと思います。
よく見間違いが起きるタイプはタイプ5、タイプ6、タイプ7のいわゆる思考センター組全タイプと、タイプ9の4タイプ。
キャラではタイプ4のエキセントリックさに焦点が当たることが多いため、リアルの人間と比較してタイプ7との誤診がやや多めです。他はリアルの人間のネット診断とあまり変わらない印象。
タイプ5
タイプ4、タイプ9との誤診がとても多いです。特に後者。
タイプ5っぽいなぁこのキャラと思っていたのに掘り下げが進んでいくにつれてお前タイプ9だったのかよ!となるのはかなりあるあるです。
リアルの人間ではよく見るタイプ1との誤診は意外と少ないと思います。
タイプ6
リアルの人間より圧倒的に見間違いが少ないですし、とてもわかりやすい見分け方があるのであまり悩まないと思います。
これはキャラの描かれ方として囚われの「不安」に大きなスポットが当たることが多いためです。タイプ6キャラはたとえ本能サブタイプがセクシャルであっても明らかに「不安」を軸にして動いてるなコイツって感じの描かれ方をしています。キャラのテーマのひとつとして「不安」とか「心配性」みたいなキーワードが設定されていることもあります。
他にも、日本人に一番多いタイプであるためか「よくある日本人」を描こうとすると自動的にこのタイプになります。このせいで「普通」を強調されすぎているなんてケースもちらほら。
タイプ7
タイプ4のところでも出てきましたが、リアルの人間よりもタイプ4との見間違いが多いです。
リアルの人間と同じでタイプ9との見間違いも多いです。
その一方でタイプ2やタイプ3はあまり見かけなかったりします。
タイプ8
タイプ3のところで出てきた通り、タイプ3との誤診がかなり多いです。タイプ7はあまり見なかったりします、というかタイプ7と迷うようなキャラはだいたいタイプ7だったりします。
あと、ウィングが重いケースでたまにタイプ9。統合分裂が深くかかわっているキャラだとタイプ2あたりとも見間違いが起きることがあります。そのくせにタイプ5はあまり見間違いが起きなかったりする。
タイプ9
リアルの人間同様、全タイプ誤診される可能性があります。
傾向も同じような感じなので、過去記事を参照ということで。
おわりに
キャラ特有の事情があるタイプがいくつかあることがおわかりになられたかと思います。
エニアグラム解説サイトではキャラ向けの話はあまりなくリアルの人間向けの話をそのまま当てはめようとするとちょっと合わないな?といったことも起きがちです。これはキャラ特有の事情が関係しているためです。
キャラだからこそ配慮しないといけない点があったり、キャラだからこそ起きやすい問題がある。キャラ性格診断をやるのであれば是非覚えておいてほしい点です。
今回はリアルの人間と傾向は似てるけどキャラ特有の傾向もあるよ!ということで〆とさせていただきます。



