最近エニアグラム診断がネットで流行っています。そんなエニアグラム診断ですが、「やってみました！」の感想を見ていると「明らかに違うタイプだろお前ｗｗｗ」みたいなの本当によく見ます。
今回はそんな見ず知らずの人がアカの他人のエニアタイプを特定するのは可能なのか？についてのお話。
結論
きちんと知識がある人であれば、できることがある。
ただし、決めつけは人のためにならないのでやらないことをおすすめする。
事例解説
アカの他人がブログなどを書いていて、自分の内面で考えていることを記事にしている場合は特定できることがあります。
文面に出てるときがあるんですよね、タイプが。ただ、必ず読めるとは限りません。
（これがキャラだと文面として表現されている範囲から読み取るしかないので「ここにこう書かれてるからこうだよ！」と説明しやすいのもあって決めやすいのですが、リアルの人間に対してはキャラと同じことができるとは考えないでください。）
また、発達の諸段階（成長のレべル）が落ちているやや心が健康ではない人だとアカの他人でもタイプを特定しやすいです。理由は明らかに囚われや根源的恐れ・欲求に関係する言動が増えるから。リソの本でもタイプ判定に迷ったら分裂先のタイプを見ることを推奨しています。
ネットだとTwitterと呼ばれていた少し前まで青い鳥がシンボルだったXだと、タイプが特定しやすいです。どういうわけか不健全一歩手前みたいな人が多いので……。
最近あった実例
この人このタイプっぽいよな、面白いなって思って読んでるブログがいくつかあるんですが、最近その中でエニアグラムの診断を受けてみた人が何人かいたんですね。そのうちの一人の診断タイプ、文面から想像されるタイプと明らかに違うタイプが出てたんですよ。
明らかに違うだろって思って読んでたら「なんか違和感あるんだよなぁ」とか書いてあったんです。わりとこういうケースちょいちょいあります。「でもトライタイプは当たってた」みたいなのも結構よく見ます。
もうマジで誤診だと思うんで他のタイプの説明にも目を通してくれ～！！と思ってます。特にトライタイプは当たっている自覚があるなら、他の2タイプについても目を通してみてほしい。たぶんどっちか当たってるから……。
決めつけはダメ絶対
ここで一葉になの中の人が「あなたそれ誤診だよ、たぶんこのタイプだよ」と言うのは絶対にやってはいけない行為です。特に相手が求めていない場合は。実際、一葉になは野次馬をやっているだけですしそもそも読んでいるブログはコメント欄を閉じているタイプの壁打ちなので、相手には直接言っていません。
「違うタイプだろうな」と感じているのはブログの文面という「その人の断片的な情報」を見てそう判断しているだけにすぎません。つまり、ブログに見せているのはトライタイプの2番目とかで「ブログに見せていない側面」がメインタイプである可能性があるんですね。
ここでもし頼まれてもいないのに「誤診だよ」と本人に言ってしまうと誤診の末路としてよくある「そのタイプに引っ張られていく」現象に誘導してしまうことになります。その人のためになりませんし逆効果です。
タイプの決めつけは本当にやっちゃダメ。ネット診断の誤診と同じかそれ以上に惨劇になります。
（いやお前キャラにはやってるだろ！？と思うかもしれませんが、キャラは人間ではなく創作物なのでリアルの人間とは違った事情があります。これはキャラについてを書いてるから人間には使わないでって書いてる項目がちょいちょいあるのはそのへんの関係です。）
おわりに
一葉になの中の人は自分のタイプが一度もネット診断で出てきたことがない、という話は何度かしたことがありますが、この界隈の沼で元気にやってるのは最初の診断結果に対して明らかに誤診だろこれって疑いの目を向けながら周辺のタイプを調べまくったからです。
解説サイトの運営者なんか見ててもわりと多いです。ネット診断で出てきて疑いを持ったから調べまくった人とか、自分のタイプが決まるまでに数年（人によっては数十年？）かかったなんて人。
違和感があると思ったら周辺のタイプも調べる！これは徹底してください。おそらく納得のいく結果に出会えるはずです。
他人の決めつけではなく自分で調べる！自分のことを一番わかっているのはおそらく自分です、自分のカンを大事にしてください。
そして、その方向を目指そうとしている人の邪魔はしないであげてください。お互いのためになりませんし、破滅の方向に向かわせてしまう可能性があります。
