キャラの闇堕ちはどうやって作られてるの?って話

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最近やたらよく見かけるキャラの「闇堕ち」。

特にゲーム関係では闇Ver.として別バージョンを実装しやすいこともあってか、よく見かけます。

今回はそんな「キャラの闇堕ちってどうやって作られてるの?」って話。

流れそのものはどの闇堕ちでも同じです。結構バリエーションがあるように見せかけて実はワンパターンだったりします。いやこれは本当にマジで。

エニアグラムの出番です

このブログではちょいちょい言ってますが、「闇堕ちが出てきたらエニアグラムの出番」です。

16 Personalitiesにも一応それっぽい要素はあるんですが、わりと賛否両論な理論なので、ここでは割愛します。(MBTI公式書籍で言われている第三機能は内外ない説とかそのへんの結構めんどくさいやつが関係してくるので……。)

エニアグラムは縦に強いので、縦の動きを見るときはこちらを使うことをおすすめします。(逆に16 Personalitiesは横に強いので、登場人数が3桁人とかになっているどんどんキャラが増えていくソシャゲなんかに強いです。)

いわゆる適材適所ってやつです。今回取り上げる闇堕ちはエニアグラムに向いている場所だ、ということだけわかれば大丈夫です。

闇堕ちの表現によく使われる三要素

タイプを問わずよく使われるエニアグラムの三要素があります。

「囚われ」「根源的恐れ&欲求」「分裂先」

の3つです。

それぞれ

「囚われ」:そのキャラが一番気にしているポイント。闇堕ちキャラに対しては当たり前すぎて無意識なことが多く、指摘されると否定しようとする傾向がある。

「根源的恐れ&欲求」:そのキャラが最も恐れていることと、最も望んでいること。前者は闇堕ち発生のトリガーに、後者は闇堕ちしたあとに表面化しやすい。

「分裂先」:闇堕ちしたときに出やすい特徴。分裂先のタイプがイメージチェンジとして使用されることがある。

といった感じで使用されます。

闇堕ちとして発達の諸段階(成長のレベル)で段階6(レベル6)から下。特に「不健全」のくくりに入る段階7(レベル7)から先はマジでヤバいなコイツって雰囲気が出てます。

リアルで段階9(レベル9)まで至ることはあまりありませんが(これはたいていの場合はここまで到達する前に精神科のお世話になるため)、創作界隈ではたまーに見かけます。特にタイプ1で見ることが多いです。

実は9パターンしかない闇堕ち

エニアグラムのタイプが9タイプしかないので、必然的に闇堕ちは9パターンしかありません。

闇堕ちの流れ自体はだいたい

「囚われに関係する事件が起きる」→「根源的欲求のままに行動し、分裂する」→「根源的恐れが表出する」

でワンパターン化しています。これはどのタイプでも同じです。

結構別人のように見える闇堕ちも多いですが、タイプそのものは変化しておらず、発達の諸段階(成長のレベル)の上下だけで表現しています。エニアグラムで「不健全」な状態にあることを「闇堕ち」と呼んでいると言ってもいいと思います。(厳密には段階6くらいから闇堕ちっぽさが出てきますが。)

たまーに闇堕ち中だけメインタイプが変わっていることがありますが、その場合は「何か異形の存在が憑依していて、乗っ取られている」などタイプが変わるに値する要因があることが多いです。そうでない場合はシナリオライターの力量不足、いわゆるキャラぶれです。

闇堕ちのその後もワンパターン?

闇堕ちしたあと元に戻った場合、なんかスッキリしてることがありませんか?

これもリソの本に書かれている話ですが、闇堕ちをへて自分の闇を自覚して健全な方向に向かうときがあります。そのパターンです。

逆にドツボにはまっていくパターンもあり、この場合は最終的に退場する結末を迎えることが多いです。

おわりに

そんなわけで、闇堕ちの中でもどのタイプにも共通している部分について解説させていただきました。

闇堕ちキャラは囚われに対して無意識なことが多く、例えばタイプ1の場合は「自分が怒っている」ということが認識できていなかったり、タイプ2だったら「愛」を理解していなかったりします。「何か」と表現されていることも多いです。

闇堕ちは段階の上げ下げだけで作られている、ということです。つまり、キャラの根の部分は全く変化していない!ここポイントです。

……創作界隈ではたまにあるんですけどね。闇堕ちのはずがキャラのタイプごと変わっちゃってる「あまりクオリティの高くない描写」をされていることが……。

まぁそのへんについては各タイプの特徴をやるときにでも触れようと思います。長くなるので、またの機会に投稿します。

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