世界観とキャラクターの誕生日の決め方について

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キャラクターの誕生日、最近は女性向け界隈を中心に決まっているケースが多くなってきていると思います。

でも、作品によってちょっと違うなって感じるときがあったりしませんか?

……ということで、すでに記事で取り上げている「VTuber以外の創作系」の場合のキャラクターの年齢設定法について、紹介させていただきます。

※VTuber向けはこちらをご参照ください。

誕生日は3パターン決め方がある

普通のキャラクターの場合、3パターンの決め方があります。

普通の作品の場合は作品の年代設定によって扱いが違ってくるところが大きいです。

  • 「現実で発表された時点で0歳であったものとして、初めて祝われた日を1歳とする」方法
  • 「現実で発表された時点でその年齢であったものとして、逆算して誕生日を設定する」方法
  • 「作品の世界観にそって年齢を設定する」方法

の3パターンです。

「2024年4月1日に発表された学園モノ作品」「5月31日生まれの高校三年生で作中年齢17歳」のキャラがいたものとして、それぞれ説明していきます。

パターン1

「現実で発表された時点で0歳であったものとして、初めて祝われた日を1歳とする」方法です。

この場合、このキャラクターは「2023年5月31日」が誕生日となります。

こんなときによく使います:年齢設定がされていないまたは年齢不詳のキャラが多い作品。人間以外の種族のキャラがいる作品。

パターン2

「現実で発表された時点でその年齢であったものとして、逆算して誕生日を設定する」方法です。

発表日である「2024年4月1日」が基準となり、その時点で「17歳」であったものとして計算します。

この場合、このキャラクターは「2006年5月31日」が誕生日となります。

こんなときによく使います:年齢設定はあるが時代設定がよくわからない作品。ファンタジー作品で暦が違っている作品。

パターン3

「作品の世界観にそって年齢を設定する」方法です。

作中で「2023年の4月が舞台です」など、舞台となった時代がわかる場合に使うことが多い方法です。

パターン2では「2024年4月1日」が基準となりましたが、この場合は「2023年4月1日」が基準となります。

この場合、このキャラクターは「2005年5月31日」が誕生日となります。

こんなときによく使います:歴史モノなど舞台となる時代が決まっている作品。

パターン2、パターン3の場合に注意すること

たまーに二次元でよく言われている話なので、見たことがある人もいるかもしれませんが……

完結していない作品の場合、キャラクターも年をとります。そのため、「いまあのキャラ○歳だね!」みたいなネタが展開される可能性があります。

特にキャラクターがずっと進級しないサザエさん時空の場合や作品完結までに10年かかるなど長い時間がかかっている場合に気をつけるべき現象です。そうなる場合は作品の歩みと一緒に祝えるパターン1の採用をおすすめします。

おわりに

誕生日の決め方によって、キャラクターの誕生日(生年月日)は大きく変わってくることがよくわかったかと思います。

たまにキャラクターの設定で出生年まで書かれているケースがありますが、これは作者の意図と違った設定をされることを防ぐためではないかと思われます。

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