ストーリー展開でよくある「第二部東京編」などといった舞台が変わる展開。
そういったときホロスコープはどうすればいいのか?というお話。
このときよく使うのは「リロケーションチャート」と呼ばれるものです。
キャラクターのネイタルチャートを用意しているものとして、二次元キャラクターでの使い方をご紹介いたします。
そもそもリロケーションチャートとは
自分が生まれた生年月日のまま、別の場所で作成したネイタルチャートのことです。
出生時間は変わらないため天体の位置はそのままですが、ハウスが変わります。
出身地と今住んでいる場所が違う人が作成することが多いです。他にも移住先の検討に使う人もいます。
キャラのネイタルチャートで使うのはこんなとき
典型例は現実の人間と同様、移住をするときです。第一部は東京だったけど第二部はアメリカに留学するよ!みたいなやつです。漫画でよくある展開ですので、一度は見たことがあるのではないでしょうか。
他にも異世界転生モノでたまにある異世界出身のキャラが東京に来た!といったときにも使えます。
この場合はリロケーションチャートのみを作成することになりますが、今住んでいる場所が東京であれば東京にリロケーションしたチャート、という設定で作成することができます。異世界は地球上のどこにあるかわかりませんからネイタルチャートは出力できませんが……
リロケーションの注意点
高緯度地域にリロケーションする場合はハウスシステムに気をつける必要があります。
日本でよく使われているのは「プラシーダス」で、これは高緯度地域になるとズレが大きくなる欠点があるためです。この点を修正した「コッホ」というハウスシステムがあります。
具体的には日本より北に位置している国、北緯45度くらいを超えたらハウスシステムの見直しを検討しましょう。
特に注意が必要なのはヨーロッパで、(知ってる人は知ってると思いますが)緯度のわりに温暖な気候なため見知った国でもかなり緯度が高いです。プラシーダスでもズレが少ないのはヨーロッパ南部の一部のみとなります。
おわりに
リロケーションは作中舞台が変わる時に便利です。
ハウスの位置が変わるため、同じ天体でも別の役割を果たすようになります。
……あ、そうそう。日本国内であっても沖縄から東京に移住しました!みたいな場合はリロケーションを作ることをおすすめします。特にハウスカスプすれすれに天体が位置している場合は同じ国であっても別のハウスに入ったりするのでもしそういう天体がある場合は一度確認してみてください。場所によってはハウスが違ってることがあるので……。

