西洋占星術創作の代表格と思われるホロスコープ(ネイタルチャート)擬人化。今回は前回紹介した星座中心に続き天体中心でキャラを作っていく方法を紹介させていただきます。
※擬人化するチャートがネイタルチャートとは限らないため、この記事では「ホロスコープ擬人化」とさせていただきます。
前提
そもそもネイタル擬人化ってなんなんだって話は過去記事をご参照ください。
手元に出生時間がわかっているネイタルチャートがあることを前提としています。手元にあなたの擬人化したいチャートを用意してください。
また、この記事ではサインを「星座」と記載しています。
手順1:天体の星座をチェック
まずは天体の星座をチェックします。
太陽の星座は12星座占いをよく見る人であれば嫌でもしみついていると思いますが、他の天体はあまりピンときていない人も多いと思います。この機会に是非意識してみてください。
天体の星座&サビアンシンボルはキャラの「性格」となります。大まかなキャラづけはこの段階で完成します。
1-1:サビアンシンボルについて
この方法でやると同じ星座に複数の天体があるときに苦労します。特に太陽と水星は同じ星座にあることが多いです。
このときに使えるのがサビアンシンボル。超簡単に説明すると、星座をさらに30分割する考え方です。
0度から1度までを「1度」と数えるため、度数に1を足す必要があります。
例えば「月」が「牡羊座」の「2度45分」にあったとします。この場合は「牡羊座の3度」となります。
1-2:サビアンシンボルの取り入れ方
サビアンシンボルを調べたところで、その天体に当てはまるサビアンシンボルを取り入れてみましょう。
取り入れ方ですが、「もしもその日に誕生日のキャラがいたら?」といった感じで考えてみることをおすすめします。
例えば月のキャラであれば、月のサビアンシンボルを太陽に持つキャラだったら?といった感じで考えてみるのです。
これは二次元においては太陽のサビアンシンボルと同じシナリオ展開が起きることがたびたびあることを利用しています。(誕生日さえあれば太陽のサビアンシンボルはある程度絞り込めるため二次元キャラでも特定ができます。)
例えば「牡羊座の1度」に月がある場合、「牡羊座の1度」つまり春分の日近くに生まれたキャラを参考にする、といった形となります。
1-3:同じサビアンシンボルに複数天体があります!そんなときは
たまにある例なんですが、同じサビアンシンボルに複数の天体があることがあります。特に起きやすいのは太陽と水星です。
この場合は「双子」にしているケースがよく見られます。あまりないですが三天体ある場合であれば「三つ子」など。天体の性質の違いがそのままキャラづけに大きく関係してくる形となります。
ごくまれに同じサビアンシンボルでもハウスが違っているケースがありますので、この場合はハウスの影響も受けることとなります。
手順2:天体のハウスをチェック
次に、その天体がどのハウスにいるかをチェックしていきます。
ハウスはその天体の活躍場所はどこなのか?を示しています。星座とサビアンシンボルである程度性格を設定したキャラがどの分野で活躍しているのか?をハウスからキャラづけしていきます。
手順2まででキャラクターは完成です。手順1・手順2を10天体分繰り返します。
手順3:アスペクトをチェック
これはそのままキャラ同士の人間関係となります。
例えば太陽と月が0度(コンジャンクション)であれば太陽と月は仲良しor兄弟、180度(オポジション)であれば太陽と月は正反対、といった感じです。
キャラ同士のつながりはある程度キャラづけができてからの方が考えやすいのではないでしょうか?ということで10天体分完成させてから考えることをおすすめします。
おわりに
天体中心で見ていく方法はより深く一枚のチャートを掘り下げることができます。そのため、自分のネイタルチャートがうまく読めない!といったときにやってみるのもおすすめです。
その分オーダーメイドになるため量産はしづらいといった欠点もあります。身近な人やオリキャラなどがおすすめです。

