無口主人公に多いエニアグラムタイプの傾向について

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ゲームなんかでよくある属性だと思います。「主人公はあなたです!」みたいな感じのゲームで用意されている「無口主人公」。

今回はそんな無口主人公のタイプについてのお話。圧倒的によく使われるタイプってのがあるんです。そのタイプの紹介をさせていただきます。

前提

ここでの「無口主人公」は以下のように定義します。

  • 名前はデフォルトネームがあるが、変えられることが多い
  • 台詞は完全無言、または選択肢で選んだ台詞のみ
  • 誕生日は自分で決められるものが多い

「主人公はあなたです!」と言われていてもバリバリに台詞があってドンドン喋るキャラは無口ではないのでここでは該当しないものとします。

公式で誕生日が決められていないことが多いため、西洋占星術ホロスコープ配置の記事は用意しません。

そもそも無口主人公にタイプはあるの?って話

答え:ある。そもそもなかったらこんな記事書かない。

先ほどの定義で「選択肢で台詞を選ぶタイプ」と説明しましたが、その選択肢の台詞から読み取っていきます。

無口主人公特有の問題として、「いろんなタイプの人が自分だと思って触れるキャラである」ことがあります。この問題を解決するために、真逆の行動を示す選択肢が示されていることなんかも多いですよね。

それでもタイプ判定できるの?と思うかもしれませんが、できます。

むしろ、無口主人公はどちらの選択肢を選んでもひとりのキャラとして行動が破綻しないようにキャラ造形がされているのです。

本題行きます

前置きはこれくらいにして、本題行きます。

そんな無口主人公に使われやすいタイプは以下。

  • メインタイプはタイプ9、次に多いのはタイプ5
  • 本能サブタイプはだいたいソーシャル優位
  • トライタイプのアーキタイプは259、たまに469を見ることがある程度

もうこの3つの項目を見ておわかりかと思いますが、圧倒的に多いのは

「メイン9w1、ソーシャル優位、アーキタイプ259」

のキャラクターです。このタイプの無口主人公は本当に多いです。

それぞれの割合について詳しく説明していきます。

メインタイプ

ほとんどの場合はタイプ9、たまにタイプ5がいる程度です。

ウィング込みだと、9w1が一番多いです。次に多いのが9w8と5w6でだいたい同じくらい。5w4はほぼいません。

9w8の場合は自分で首突っ込んでいくところがあるというか、ちょっと血の気が多い感じが出てきます。そのため、無口主人公で使われることは稀です。

たださっきの優先順位にはひとつ例外があります。それはヤンキー系や不良系など、やや暴力的で殺伐とした感じの世界観のとき。

この場合は9w1より9w8のほうが多く、たまに9w1がいる程度になります。9w8はもともとそういう乱世の世界観に合うタイプなので、現代のお嬢様学園など平和な世界観の方が動かしやすい9w1よりもキャラとして動かしやすいためと考えられます。

本能サブタイプ

これはもう圧倒的にソーシャルです。メインがタイプ9であろうとタイプ5であろうとソーシャルが大多数を占めます。

特にタイプ9ソーシャルは無口主人公との相性は抜群で、無口主人公の大多数をこのタイプが占めています。

アーキタイプ

メインがタイプ9にしろタイプ5にしろ259のキャラが多いです。他のタイプはメインがタイプ9の場合は469のキャラがたまに紛れ込んでいることがある程度。

なぜ無口主人公になりやすいのか?

ここまであげたメインタイプ、本能サブタイプ、アーキタイプは全て「無口主人公」が演じる役割と相性のいいタイプなんです。

まずメインタイプ9、特に9w1。これは囚われの兼ね合いでなるべく自分を持たないようにしているタイプのため、結果的にどんなものにも染まれるようになったタイプです。無口主人公は誰もが感情移入できるようになるべく無個性に作られていることが多く、誰もが染まれるようなキャラを求められます。そんなキャラにはもってこいのタイプです。

タイプ5、特に5w6。これは一歩外側から世界を観察して、自分が有能であり自分のできることを使って世界の役に立とうとするタイプ。こちらも一歩外側から世界に干渉していく無口主人公と相性がいいです。「参謀」や「軍師」などのポジションが与えられている場合に多めです。

次に本能サブタイプ。無口主人公はどこかの集団に属することになります。そのため、自分から積極的に集団に対して動いていくソーシャル優位のキャラのほうが無口主人公としては動かしやすいのです。

さらに、タイプ9の場合はカウンタータイプになります。受け身とよく言われるタイプ9ですが、このタイプに限っては自分から積極的に集団のためになろうと行動していくタイプになります。

ソーシャル、特にソーシャル優位のタイプ9の特性は「だれそれさんが困ってるからこれを持ってきてね」みたいな感じのRPGによくある「クエスト」との相性が抜群なんです。

最後にアーキタイプ。

259が相性がいいのは無口主人公に求められる「人を助けていく、一歩離れたところから観察して物語を動かす、誰もが感情移入できるようになるべく無個性」の全てを満たすことができるタイプだからです。それぞれタイプ2、タイプ5、タイプ9が担います。

469にも多いのはもともと内気で大人しめだが心の中でのつぶやきは多い感じのキャラ造形になることが多い点が無口主人公との相性がいいためと思われます。無口主人公の台詞にはたまに心境を書いたものもありますし、しゃべっていない間ずっと心の声で話してるんだろうなって感じで文章に書かれていないところを補完させるのに便利な存在であるためと考えられます。

おわりに

タイプ9は無口主人公として動かしやすいタイプのため、とりあえずタイプ9のキャラにしておけばいい、みたいなところがあります。

なるべく多くの人が感情移入できるように!との思いから生み出された無口主人公ですが、タイプ9じゃない人は無口主人公に対して「このキャラはあなたです」と言われてもピンとこないなんてこともあるのではないでしょうか。

これは無口主人公もひとりの人間として扱うためにキャラを立たせたがゆえの弊害です。

無口主人公以外の自分に似てそうなキャラに感情移入してもいいのではないかと個人的には思います。

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